赤ちゃんが生まれたらやるべきこと(10)  はじめての耳そうじと爪切り

赤ちゃんが生まれたらやるべきこと(10) 
はじめての耳そうじと爪切り

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赤ちゃんの耳や爪はとても小さいので、ケアするママやパパは、最初はとまどってしまうかもしれません。今回は時間をかけずに安全にできる、耳そうじと爪切りのコツを紹介します。

耳そうじは拭くのが基本

新陳代謝が活発な赤ちゃんは、耳あかが出やすいもの。そのうえ、皮膚が重なってみぞがある耳はお手入れが難しいと思ってしまう人も多いでしょう。でも、実は耳あかというのは、もともと大人も赤ちゃんも少しずつ自然に外に出てくるようになっています。奥のほうから外へ向かって新陳代謝をし、移動するものなのです。

赤ちゃんの場合、耳あかを掻き出すのではなく、耳の汚れを拭いて取ってあげるだけでOKです。

■耳そうじにはガーゼと綿棒を用意して

耳そうじにはガーゼハンカチとベビー用綿棒を使います。ガーゼは耳の裏や周囲、耳たぶを拭くときに、綿棒は耳の穴の回りをきれいにするときに使います。赤ちゃんの耳はとても小さいので、大人用のものではなく、赤ちゃん用の綿棒を用意しましょう。

■おくるみで包んでから始めましょう

不意に体を動かしたり、手足をばたつかせたり、赤ちゃんは予測のつかない動きをすることも。そこで耳そうじのときは、赤ちゃんを寝かせた状態で、動かないようにおくるみなどで包むとやりやすくなります。おくるみがない場合は、正方形のバスタオルなどもお世話がしやすいのであると便利ですね。

このとき気をつけたいのは、赤ちゃんの両腕を入れてキッチリ包むこと。緩んでいると赤ちゃんが手を出したりして危険です。短時間でさっとすませられるよう、ママやパパは、包みこんだ赤ちゃんの上に覆いかぶさる姿勢をとり、赤ちゃんが動かないようにおくるみの端を肘で固定しましょう。片手に綿棒かガーゼを持ち、もう片方の手は赤ちゃんの頭を固定します。押さえつけるというより、抱きしめる感じで。

■綿棒で耳の穴のまわりを拭きます

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赤ちゃんは大人に比べて外耳道(耳の穴の入り口から鼓膜までの部分)が短いので、耳の穴に綿棒をさし込むと鼓膜を傷つけたり、耳あかを取るつもりが逆に奥に押し込んだりしてしまうことも。そのため、綿棒は根元を持ち、耳の穴のまわりを綿棒で優しく拭きとるような感じでお手入れしましょう。ベビーオイルを少しつけると耳あかが取りやすくなります。

耳のひだの細かい部分も綿棒でくるんと拭き、耳たぶや耳の裏などは湿らせたガーゼで、さっときれいに拭き取ります。

■おくるみで包んでから始めましょう

耳や周囲の皮膚が湿って柔らかくなっているお風呂上がりは汚れが取れやすいので、服を着せてちょっと落ち着いたときに拭いてあげるといいでしょう。

ママとパパで協力するのもおすすめ

最初は一人で赤ちゃんの小さい耳をお手入れするのはたいへんなこともかもしれません。それなら、ママとパパで協力して行いましょう。汚れを拭く役と体を固定する役を分担すれば、スムーズにお手入れできます。

必ずパパと一緒にケアしているという先輩ママからは、

「パパがゆっくりお風呂に入れる休日のお風呂の後を、お手入れタイムにしています。パパに子どもの体を押さえてもらい、私が話しかけながら綿棒やガーゼで耳の汚れを拭き取ります。一人でするよりずっと楽です」(30代ママ)

「耳を触ると赤ちゃんが反射的に嫌がって暴れるので、パパの協力は欠かせません。うまくいかないときはあきらめて、また次にということにしています」(20代ママ)

という声も。赤ちゃんの機嫌が悪かったり、どうしても動きたがるときは、無理せず短時間で切り上げるというのも、大事なポイントですね。

また、声かけも忘れずに。大好きなママ、パパから「お耳きれいにしようね」「いい子だね、ちょっとだけ我慢してね」などと優しい声で話しかけながらケアしてみましょう。はじめは難しいかもしれませんが、赤ちゃんがリラックスするように笑顔で接してあげられるといいですね。

耳の病気かもと思ったときは医師に相談

赤ちゃんの耳あかは、黄色かったり、茶色だったり、いつも湿っていたりと色も見かけもさまざまです。生まれたばかりのころは羊水が乾燥してできた黒い耳あかが出てくることもありますが、心配いりません。

でも、黄色くて液体のようなジュクジュクの耳だれは、外耳炎など耳の病気の場合も。また、赤ちゃんが頻繁に耳を触ったり、引っ掻いたりするなどのしぐさが見られるときも注意が必要です。そんなときは、早めに耳鼻科の医師にみてもらいましょう。

病気ではなかったけれど、耳鼻科に赤ちゃんを連れていったことがあるママからはこんなエピソードも。

「耳あかが見えているのに出てこなくて、どうしても気になったので子どもを病院に連れていきました。先生に耳あかをとってもらい一安心しましたが、あかが見えていて取れなくても、それほど気にする必要はないそうです。逆に、無理に取ろうとして耳の中を傷つけるほうがよくないといわれました」(30代ママ)

耳あかにそれほど神経質になる必要はないのですね。逆にそうじのやりすぎに気をつける必要もあるようです。

赤ちゃんの爪は伸びるのが早い 爪切りはまず道具をそろえて

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小さくて柔らかい赤ちゃんの爪のお手入れは、失敗して傷つけてしまうのが怖くてなかなかできないというママ、パパも多いはず。とはいえ、赤ちゃんの爪は伸びるのが早く、まめに切っておかないと自分の顔や頭を引っ掻いてしまうこともあります。

赤ちゃんの指の先より長くなってきたら爪を切ってあげましょう。目安としては手の爪が1週間に1回、足の爪は2週間に1回くらいのペースでお手入れしてあげると安心ですね。

爪のケアには新生児から使える爪切りはさみが一般的ですが、最近はいろいろな種類の赤ちゃん用の爪やすりもあります。たとえば、はさみで切った後の“爪の角”で顔をひっかいたりする心配がない「ネイルケアセット」は、月齢に合わせてやすりを変えることができ、安心して簡単にケアすることができます。用途に合わせて、赤ちゃん用のネイルケア用品を選ぶようにしましょう。

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赤ちゃんの指先にあてるだけで、優しくけずることができる日本育児のネイルケアセット。0~3か月、3~6か月、6~12か月、12か月以上の4種類のパット付き 写真提供/日本育児

■眠っているときが“お手入れどき”

起きているときは体のどこかを動かしている赤ちゃん。指先を握ってハサミややすりをあてると嫌がって、バタバタと手足を動かすこともあります。そのため、爪のお手入れをするのは眠っているときがおすすめです。

もし、お手入れの途中で起きてしまったらあきらめて、次の機会を待ちましょう。

■新生児から使える爪切りばさみ

赤ちゃん用のはさみの形になった爪切りを用意しましょう。新生児用のものは刃先が丸くなっていて、大きく開かないのが特徴。赤ちゃんが突然動いても深爪をしたり、皮膚を傷つけたりすることがないように工夫されています。

深爪や巻き爪にならないように、伸びた爪の白っぽい部分を1ミリぐらい残して切りましょう。まず爪の左右から切り、最後に中央部を切って自然な形に整えます。角ができないように注意してください。

■誰でも簡単に使える爪やすり

赤ちゃん用の爪やすりには電動と手動、使い捨ての3つのタイプがあります。どれも超微粒子のやすりで、月齢によって硬さを替えられるようになっているものもあります。小さなハサミは持ちにくくて上手に使えないというぶきっちょさんでも安心ですね。

爪やすりは普通に使えば指先を傷つける心配はありませんが、斜めにあてて削っていると、爪が薄くなってしまうおそれがあります。くれぐれも削りすぎには気を付けてください。

■爪切りを失敗して出血 でも慌てないで

ふいに赤ちゃんが動いたりして指先を傷つけてしまっても、すぐに止まる程度の出血なら心配はいりません。新陳代謝が早い赤ちゃんは傷の回復も早いので、たいていは流水で洗う程度で治ります。

大人用の傷薬や絆創膏を使うと、舐めたり、しゃぶったりしてトラブルの原因になることもあるので、しばらく押さえていても血が止まらないなら、お医者さんにみてもらいましょう。

■お風呂上がりはNG 足の爪も切りましょう

ただでさえ柔らかい赤ちゃんの爪。お風呂上がりの湿った状態はより柔らかくなっていて、深爪になったり削りすぎやすいので、爪のケアは避けましょう。

手の爪のお手入れがすんだら、足の爪も忘れずに。伸びた足の爪は服や布団に引っかかって割れてしまうことも考えられます。かわいい赤ちゃんに痛い思いをさせないように、爪は少しずつ、まめにケアしてあげたいですね。

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