屋内外の「温度差」にも注意を
妊婦が冬に気をつけるべきこと

2019.11.07

ミキハウス編集部

冬は「温度差」がもたらす血圧上昇にも注意

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寒いという冬の特徴は屋内や屋外での「温度差」という問題も招きます。

冷えきったお風呂場やトイレなどではとくに注意が必要。お風呂はぬるめのお湯に長く入り、体を温めることが大切です」と吉村先生は言います。

「暖かいところにいるときは、末梢血管は開いているのですが、それが急に寒いところに行くと、熱量を放出させないために血管がギュッと収縮する。そして、血圧の上昇が起こる。妊婦さんは血流量が普段より多くなっていて、心臓が拍動しやすい状況になっていますから血圧が上昇しやすい。また妊娠中はストレス状態にあると言えますから、そもそも血圧が高くなりやすい。そのうえで、体が温度変化にさらされるので、血圧が急激に上昇することがあり、動悸や息切れ、めまいなどの症状が現れる可能性があります」(吉村先生)

血圧上昇後のめまいで転倒することも考えられます。くれぐれも事故のないよう、室内でも気をつけたいものです。

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