大切なのは、できることをまずやること
子育てママを助けるパパの “間接育児”

間接育児が広がると少子化問題も解決するってホント?

掃除をするパパと女の子

パパが家事を手伝うことで、ママが赤ちゃんとゆっくりすごす時間が増えれば、家族みんながハッピーに。パパは自分も子育てに関わっていることを実感できるから、できることがどんどん増えていく。そんな間接育児が広がれば、日本の子育て環境も大きく変わってくるに違いありません。
さらにこんな思わぬ“余波”も。前出・吉村先生はこう語ります。
「先ほど、日本のパパの子育てはまだまだ不十分だというお話をしましたが、パパたちが間接育児で、ママを応援することが当たり前になれば、少しずつ状況は変わっていくと思います。ちなみに、休日にパパが子どもの面倒を見る家庭には、第2子、第3子が誕生しやすいという内閣府のデータもあります。つまり間接育児は、少子化の解消にもつながっていく可能性があるということです」
間接育児は、ママに笑顔をもたらすだけでなく、少子化問題をも解決してくれるかも…?子育てが上手くできないと悩んでいたり、家族の役に立てないようで自信をなくしがちなパパだって、 家事のサポートなら気軽に始められるはずです。間接育児、今日から少しずつ、トライしてみませんか?

吉村泰典(よしむら・やすのり)
慶應義塾大学名誉教授 産婦人科医

1949年生まれ。日本産科婦人科学会理事長、日本生殖医学会理事長を歴任した不妊治療のスペシャリスト。これまで2000人以上の不妊症、3000人以上の分娩など、数多くの患者の治療にあたる一方、第2次~第4次安倍内閣では、少子化対策・子育て支援担当として、内閣官房参与も務める。「一般社団法人 吉村やすのり 生命の環境研究所」を主宰。

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