次はおむつ替えです。おむつは吸水性、通気性が高い上に、使い捨てで洗濯の手間が省ける「紙おむつ」が主流ですが、環境意識の高まりの中、繰り返し使える「布おむつ」を愛用するママ・パパもいます。それぞれのライフスタイルや成長に合わせて使い分けることもできそうです。
■おむつの交換方法
ここでは紙おむつの交換について紹介します。紙おむつは、寝かせたまま交換できる「テープタイプ」と立ったままで脱ぎ着が簡単な「パンツタイプ」の2種類があります。生まれてすぐの赤ちゃんには新生児向けの「テープタイプ」を準備してあげましょう。
おむつ交換に必要なものは以下の3つです。
1.新しい紙おむつ
2.おしり拭き
3.おむつマット
■おむつ替えの手順
①まずは新しいおむつをセッティングします
おむつマットの上に新しい紙おむつを広げます。それからおむつの足回りの部分のギャザーをまっすぐ立てます。
②寝かせた赤ちゃんのおしりを持ち上げておむつを敷きます
おむつの上に赤ちゃんを寝かせ、ひざの後ろから太ももあたりに手のひら全体を入れておしりを持ちあげます。この時足だけを引っ張らないように気を付けましょう。
③マジックテープとおへそのラインを合わせます
紙おむつをウエストより少し上ぐらいまで差し込みます。おむつのウエスト部分についているマジックテープと赤ちゃんのおへその高さを合わせます。
④マジックテープを仮留めします
おむつの前を広げながら股を通して前の部分をかぶせます。おむつは左右対称になるようにマジックテープを仮留めします。反対側も同じように、左右対称に留めます。
⑤隙間を調整してマジックテープを「Vの字留め」に
仮留めのままでは、背中部分にすき間ができているので、マジックテープを斜め下方向に留め直します。反対側も同じように。左右のマジックテープがVの字になるように留めましょう。この時におなか周りとおむつの間に指が1本入る隙間を作っておきましょう。
⑥太もも周りのギャザーを整えます。
太もも周りのギャザーが内側に倒れ込んでいると漏れの原因になります。左右の足回りに指を入れて、きちんと外側に出ていることを確認しましょう。
⑦おむつ替え完了!
股下にはすごく余裕があるように見えるかもしれませんが、大丈夫。赤ちゃんがうんちやおしっこをしたときに、ここで溜めておけるポケットになります。
■おむつ替えのタイミング
紙おむつの場合、股の部分におしっこサインと呼ばれるラインやマークがあります。赤ちゃんがおしっこをすると、色が変わってママ・パパに教えてくれるものです。おしっこやうんちをしたまま替えずにいると皮膚トラブルの原因になりますので、こまめにチェックしてあげてくださいね。
■おむつかぶれを予防
赤ちゃんの代表的な皮膚トラブル “おむつかぶれ”。赤ちゃんがきれいなおむつを付けている時、中の温度は35度、湿度は40%ぐらいですが、うんちやおしっこをしたとたんに湿度は80%まで上がります。湿気がこもって、ふやけた肌で雑菌が繁殖し、さらにおむつでこすれることで、かぶれてしまうのです。
おむつかぶれを予防する一番確実でシンプルな方法は、とにかくマメにおむつを替えてあげること。おっぱいやミルクをあげても、また一生懸命あやしても赤ちゃんが泣き止まないなら、一度おむつを外して、かぶれていないか、赤くなっているところはないかをチェックしてみましょう。
いかがでしょうか。赤ちゃんをたくさん、たくさん「抱っこ」して、何度も何度も「おむつ替え」をしているうちに、親子はコミュニケーションを重ね、赤ちゃんは愛情に満たされて成長するのでしょう。赤ちゃんをいっぱい抱っこして話しかけてあげてくださいね。
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