10人に1人といわれる「産後うつ」 
その特徴と対策 Vol.2

ミキハウス編集部

旦那さんや家族が近くにいない場合の心強い味方 「産後ドゥーラ」「ファミリー・サポート・センター」

もし、旦那さんが単身赴任している家庭や、毎日仕事が忙しいパートナーからの協力が望めない場合、また家族や知人が近所にいないという場合はどうすればいいのでしょうか。

「そんなときは、上手にプロに頼ってみましょう。株式会社のプロのベビーシッターサービスのほかに、非営利組織で育成された産後支援のエキスパートが活躍しています。例えば、一般社団法人ドゥーラ協会は“産後ドゥーラ”を育成しています。ドゥーラとは、産前産後に女性に寄り添う人という意味で、語源はギリシャ語の“他の女性を支援する、経験豊かな女性”。産後の身体に優しい食事作りや、新生児のお世話を手伝ってくれる存在です。ぜひ、自分に合う産後ドゥーラとの出会いを探してみてください。妊娠中から出会えるのが理想的です」

■一般社団法人ドゥーラ協会
http://www.doulajapan.com/course/35doula/

「また、厚生労働省の事業として、全国の市区町村では行政運営でファミリー・サポート・センター事業が展開されています。子育て家庭の支援について研修を受けて、登録しているサポート会員は、育児経験者か保育士有資格者からなる一般市民。行政が仲介に立ち、何名かを紹介してくれるので、相性のいい方をファミリー会員が選ぶ仕組みです。ファミリー・サポート・センターごとに違いがありますが、サポート会員が産後家庭に訪問してくれて、新生児育児を手伝ってくれる制度がある地域もあります。リラックスさせてもらえる関係で、なおかつ事故予防意識においても信頼のおけるサポーターに出会えると安心。こちらも妊娠中から探しておきましょう」

■厚生労働省 ファミリー・サポート・センター事業
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/ikuji-kaigo01/

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