やはり、妻がこれだけ大変な思いをして産んでいるということを夫として見ないといけないと思いますね。昔は立ち会うことは一般的ではありませんでしたが、今はほとんどの病院で立ち会えるのではないでしょうか。
僕は学生時代にはじめて分娩に立ち会いましたが、すごく感激しました。すばらしいと思って、産科医になりました。それが原点です。とてもじゃないけど、人のなせる業じゃないと思いました。
産科医を40年やってきて、5000例以上の分娩に立ち会ってきましたが、その感動は今も変わりません。分娩は妻が圧倒的に大変なものですが、夫も立ち会うことによって共同作業にしたほうがいいと思います。