合言葉は「お母さんに自由な時間を!」  
「丸の内イクメン部」に学ぶ、
ママと子どもがハッピーになる方法

ミキハウス編集部

○○イクメン部が全国に発足すれば 女性の社会進出、女性の活躍につながる

このようなユニークな部活動が生まれた背景には、会社の風土も関係しているかもしれません。保険会社である明治安田生命保険相互会社は、約4万1000人のうち3万6000人が女性。女性が働きやすい職場であることは会社全体の大きなテーマで、そのため、育休制度も浸透しています。2013年度は、対象となる女性の100%、男性でも約24%が育休を取得。また「MYウェンズデー」という時短日があり、週に一度は早く仕事を終えてプライベートや家族と過ごす時間、または社内の人々とのコミュニケーションのためにあてようという制度も導入しています。

「会社の垣根を超えて人々が集える機会をつくりたいという狙いもあってはじめたイクメン部ですが、社内の風通しがよくなったのはもちろん、いろいろな企業の方との連携を体験し、社外の知り合いが増えたことで、仕事の面でもさまざまな方々に相談できるという環境が構築できました」(村上さん)

“お母さんに自由な時間を”というコンセプトでスタートしたイクメン部の活動は、子どもたちの成長の場になり、お父さん同士の仕事の広がり、つながりを増やすなど、企業間のイノベーションを促進する仕組みになるとの評価も。

「会社でなくても、たとえば子どもが通っている幼稚園や保育園にもお父さんたちのコミュニティがあると思うので、そういうところで横のつながりを深めていくといいのではないかと思います。社会のいろいろなところでこのような活動が広がりをみせていくことが、女性の社会進出、女性の活躍にもつながっていく気がします」(村上さん)

明治安田生命保険相互会社では、この「丸の内イクメン部」の活躍に触発され、「新潟イクメン部」も立ち上がりました。そのような形で少しずつ全国のパパたちにイクメン部のような活動が広がっていけば嬉しいと村上さんをはじめとした企画部の方々は考えています。

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左から、主席スタッフ 井上啓さん、主席スタッフ 北村乾一郎さん、主席スタッフ 村上治也さん、主席スタッフ
嶋田和洋さん(明治安田生命保険相互会社 企画部)

今後の活動としては、まずは“父の日”に焦点を当てたイベントを6月に開催。その後、8月くらいに子どもの夏休みの宿題が一緒にできるようなイベントをやりたいと計画中。丸の内界隈で働くパパに限らず、興味を持った方は、一度気軽に参加してはいかがでしょうか? そして、自分の職場がある地域で“イクメン部”を発足するパパが増えれば、世の中のママはもっともっとハッピーになれることでしょう!

「丸の内イクメン部」へのお問い合わせはこちらへ my.kikaku@meijiyasuda.co.jp

 

【イクメンとは?】
子育てを楽しみ、自分自身も成長する男性のこと。または将来そんな人生を送ろうとしている男性のこと。
(厚生労働省 イクメンプロジェクトHPより)

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