Q.会陰切開の傷は痛むのでしょうか?
会陰切開は、みなさんもうご存知でしょうか。簡単に説明しておくと、分娩時に腟の入り口から肛門の間の部分を切ること。これは、赤ちゃんの頭が出てくるときに、会陰が裂けてしまわないように、あらかじめ腟口を広げるために行うものです。麻酔をしてハサミで切ります。分娩後は、その傷を縫合(ほうごう)します。
傷は、やはりある程度の期間は痛みますね。その長さも痛みの度合いも人によってさまざまです。痛くてしばらくイスやベッドに座れない人は多いので、円座(ドーナツクッション)を使いましょう。病院にも用意してあります。
寝ているときも立っているときも、ずっと痛いという人もいます。痛くてしょうがいないときは、看護師さんや助産師さんに傷口を見てもらいましょう。また、あまりにも痛みがひどかったら、医師に鎮痛剤をもらうとよいでしょう。
退院時には痛みがおさまっている人、産後1か月くらいまで痛みが続く人など、人によって違いますが、だんだんとおさまってくるので、あまり心配しなくて大丈夫です。