(1) 洗面器に適温のきれいなお湯を入れます。
(2) 寝かせた赤ちゃんの頭にソープの泡をつけて、パパの指のはらでていねいに洗います。後頭部も首の後ろを支えると洗いやすくなります。脂漏性(しろうせい)湿疹の赤ちゃんは泡のベビー用シャンプーを使い、指のはらでしっかりと洗うと症状が改善していきます。
(3)耳のまわりもソープできれいに。耳は汚れがたまりやすい場所なので、耳たぶの裏やひだまで洗ってあげましょう。
(4)赤ちゃんの頭をすすぎます。赤ちゃんの頭をすすぐ時だけ、上の写真のように「フットボール抱き」をします。この時に注意が必要なのは、両足の足先がしっかりパパの二の腕を挟むようにすること。元気の良い赤ちゃんは足で親の体や腕を蹴りますので、赤ちゃんに蹴られないように抱き方には十分注意します。
パパの前腕を赤ちゃんのおしりのほうから体の下に入れて支え、首と後頭部を手のひらに乗せて脇腹で抱えます。洗面器に赤ちゃんの頭頂部を入れる感じで、頭をちょっと下にしてパパの手のひらですくうようにしてお湯をかけます。お湯をたっぷり含ませたガーゼを使ってもOK。ソープが残らないようにしっかりと流してください。赤ちゃんがこわがるようならパパの体を近づけて「大丈夫だよ。気持ちいいね」などと声をかけてあげると落ち着きます。時々「赤ちゃんの頭を下に向けて大丈夫ですか?」という質問を受けることがありますが、赤ちゃんはお腹の中では頭を下にして過ごしていたので、泡を洗い流す時間ぐらいは平気です。泡を落として汚れた洗面器のお湯は交換し、できるだけきれいなお湯を使いましょう。
(5)泡が流せたら、ガーゼで頭の水分を拭きとります。