いつやるの? 今なの? 気になる「おむつをはずすタイミング」
〜赤ちゃんが生まれたらやるべきこと(21)〜

2024.03.07

ミキハウス編集部

おむつからの卒業は、赤ちゃんにとって1つの大きな節目です。ママやパパにとっては、子どもの成長を誇らしく思う反面、少し寂しい気持ちもあるかもしれませんね。この記事では、赤ちゃんもママもパパも、ストレスなくおむつとお別れできるような、やさしいトイレトレーニングの進め方をお伝えします。

 

そろそろおむつ卒業? 適切なタイミングとは

そろそろおむつ卒業? 適切なタイミングとは

おむつを外すためには、赤ちゃんが尿意や便意を感じたときにそれをママ、パパに伝え、トイレに座るまで我慢できるようになることが必要です。今まで当たり前のようにおむつですませていた赤ちゃんにとって、これはなかなか難しいことです。

おむつを外せる時期は個人差がありますが、多くの場合、約1歳半から2歳半頃にトイレトレーニングを始める家庭が多いようです。しかし、もっと早く始める子もいれば、3歳をすぎてから始める子どももいます。重要なのは、子どもがトイレトレーニングに必要な準備が整っているかを見極めることです。

たとえば、おむつが長時間(2時間以上)乾いている、排せつに一定のパターンが見られるなど、ある程度排せつをコントロールできる能力がついているかが、判断材料になります。

またおむつをしている赤ちゃん自身がおしっこやうんちをしたときに“気持ち悪さ”を感じられるようになることも大事なポイントです。おむつを替えて“気持ちいい”状態になる前に、うんちやおしっこをした状態のままでいることは、気持ちの悪いことだと声をかけるなどして、気づかせてあげるのもいいでしょう。

少しずつママやパパの話している言葉を理解できるようになり、羞恥心も芽生えはじめた赤ちゃんにとって、排せつはデリケートな問題。早くおむつを外してあげたいとママ・パパが一生懸命になればなるほど、トイレに行くことに臆病になってしまう子どももいます。焦らず赤ちゃんのペースにあわせて進めることを基本としてくださいね。

トイレトレーニング(トイトレ)のスタート時期ですが、あんよができるようになり、以下のようなことができるようになったら、始めてみてもいいかもしれません。

トイトレを始める目安

2歳前後にはじまるイヤイヤ期と重なったら、トイトレは難しくなることもあるかもしれません。反対に手を振ってバイバイすることを覚え、バイバイするのが大好きな時期には、トイレにおしっこやうんちをして「バイバイ」と流すのを楽しむようにすれば、うまくいくこともあります。

また、簡単なコミュニケーションができるようになる1歳前から、おむつ替えの時に「○○ちゃんもあんよが上手になったら、ママやパパみたいにトイレでおしっこしようね」と話しかけ、大きくなったらおしっこはトイレでするものと教えておくと、トレーニングに入りやすくなりますよ。

おむつ外しはからだの機能の発達、体調、性格、また導入へのプロセスなどいろいろな要素がかみ合ったときにうまくいくもの。赤ちゃんの心とからだの準備が整ってきたのち、「うまくいけばラッキーくらい」の気軽な気持ちではじめるといいですね。

あと、これは赤ちゃんが生まれた時期にもよりますが、トイトレは、薄着になる春から夏にするのがおすすめです。トイレでの衣服の着脱も楽なこと、また仮に汚したとしても洗濯物が乾きやすいので、ママやパパの負担は減ります。

もちろん、優先すべきは赤ちゃんの発達状況とトイレへの興味です。ママやパパは、お洗濯やお掃除が大変だし、時間もかかるかもしれませんが、おおらかな気持ちでわが子のトイレトレーニングをサポートしてあげてくださいね。

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