鈴ノ木ユウ先生のように言葉に出して伝えるのは少し照れくさい、また繁延さんのように写真をまとめるのもちょっと大変……という方にはSNSを上手に利用してみてはいかがでしょうか。
たとえばFacebookや、インスタグラムなどで子どもの写真や動画をなにかテーマを持って投稿し、それをアーカイブしていけば大切な記憶となっていきます。
(Kさんが1年間毎月撮影したお子さんの成長写真)
「ちょうど“寝相アート”が流行ってきた頃だったので、同じように床に敷物をして、毎月、子どもの誕生日と同じ日が来るたびに写真を撮って、それをFacebookにアップするのを1年間続けたんです。赤ちゃんの成長具合がわかるように構図を考え、そこにお気に入りのおもちゃを並べたり、オムツを並べて数字の形にしたり、1枚の画用紙にその月の出来事––––初めての抱っこ、風邪ひいた––––とか、そのときのママの気持ちを書くなどして、自分も楽しみながら撮っていましたね。1年経って12枚の写真をスライドショーで並べると、1本の成長ストーリーができあがったのにはちょっと感動しました。子育てが始まったばかりの時期は親も忙しく、写真を撮りそびれることもありますし、父親の僕は、昼間は仕事ですから、子どもが“初めて○○した瞬間”って見逃しがち。だから、こういう形で家族の1ページを残せたのは、本当にいい記念になりました」(Kさん)
もともと、誰かに見せるためではなく、子どもの成長を残したくて始めたそうですが、Facebookに投稿したことにより、友人から「いいね!」がたくさん寄せられたのはもちろん、子どもがいる人の中には、Kさんの真似をして始めた人も続出したなど、予想外に反響があったのだとか。