“旅立ち”の春はすぐそこ 準備はOK? 
入園前に知っておきたいこと

2017.03.06

ミキハウス編集部

わが子の誕生に感動したのが、つい昨日のことのように思えるママとパパ。でも赤ちゃんはどんどん成長して、気がつけば保育園に入園する日も近くなってきた……なんてご家庭もあるかもしれません。ありったけの愛情を注いで育てたわが子が、家庭以外のところで、友だちや先生と長い時間をすごすことになることを考えると、「お友だちができるかな」、「さみしい思いをしないかな」と心配になってしまいますね。

そこで今回は、子どもたちがスムーズに園での生活になじむために、ママとパパが準備してあげられること、知っておきたいことについてまとめてみました。“保活”真っ只中で、入園の準備について考えるなんてまだ早い……という方もいらっしゃると思いますが、将来の入園のためにぜひ読んでみてくださいね。

 

親子で楽しみながら通園の道具をそろえましょう

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通う保育園が決まってホッとしたママとパパ、安心するのは早いですよ。保育園に通い始める前にやるべきことは、まだまだあります。必要なものを準備することもその一つ。子どもたちが、保育園で快適にすごせるように、心をこめて選んであげたいものです。

早速、保育園で必要なものをリストアップしてみました(※詳細は各保育園の案内をご確認ください)

 
<通園の時に必要なもの>

  • 通園バッグ
  • 帽子
  • 着替えを入れる袋
  • コップ入れ袋
  • 雨の日用グッズ(雨靴、レインコート、傘)

 
<毎日園で使うために持っていくもの>

  • 着替え(肌着、Tシャツ、ズボン/歩き始めた子は、ロンパースではなく、上下別れた服。よだれの多い時期にはスタイも必要)
  • おむつ
  • 食事用エプロン
  • コップ
  • ひも付きタオル
  • ハンドタオル
  • おむつ用ビニール

 
<園に置いておくもの>

  • 敷き布団カバー
  • 毛布カバー
  • おしり拭き(ケース入り)

なお、園によって必要なものが違ったり、指定されている場合があるので、「入園のしおり」などできちんと確認しましょう。

子どもたちが集団生活を送る保育園では、道具や服にはきちんと記名しておかなくてはなりません。こまごましたものに一つひとつ名前を書くのは、なかなか手間のかかる作業です。そこで活躍するのが、スタンプやシールです。

インターネットやお店で、オリジナルの名前シールをオーダーすると、貼るだけで簡単に記名ができます。コップなど洗うとインクが落ちてしまうものには、耐水性のシールを。布製品にはスタンプも使えますが、アイロンで貼りつけるタイプなら、はがしたいときに簡単に取れるので、おさがりの予定がある場合はこちらがおすすめです。

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(写真提供:シヤチハタ株式会社)

また、おむつにも使える名前のスタンプは、保育園児を持つママたちに大人気。ほとんどの園でおむつに名前を書いて持って行かなくてはならず、慌ただしい生活の中で、これがとっても面倒な作業! でも、おむつ用スタンプを作っておけば、捺すだけで記名できて便利です。

また道具選びは、新たに保育園生活を始める子どもを安心させるという観点も重要です。幼児教育の第一線で活躍する文京区立お茶の水女子大学こども園・園長の宮里暁美先生は、こう語ります。

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「着せていくお洋服にしても、持たせる道具にしても、なにより大事なことは子どもが使うという視点を大切にして選ぶということ。それを家で何度か使ってみて、使い心地や使いやすさを確認しておけば、園で困ることもないでしょう。タオル一つでもいいから、お気に入りを持たせてあげれば、子どもたちは安心しますよ。『これを持って保育園に行って、お友だちとたくさん遊ぶんだよ。楽しみだね』と入園前から話してあげるといいです」

家庭の空気を感じるものに触れることができれば、子どもたちは保育園という新しい環境の中でも、落ち着くことができる…。こういう観点で道具を選んでいくことで、子どもへの更なる愛情が深まっていくのかもしれませんね。

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