やすのり先生のなんでも相談室 
入院から退院まで「産婦人科」のギモン(後編)

会陰切開の傷はいたむのでしょうか?

Q.会陰切開の傷は痛むのでしょうか?

会陰切開は、みなさんもうご存知でしょうか。簡単に説明しておくと、分娩時に腟の入り口から肛門の間の部分を切ること。これは、赤ちゃんの頭が出てくるときに、会陰が裂けてしまわないように、あらかじめ腟口を広げるために行うものです。麻酔をしてハサミで切ります。分娩後は、その傷を縫合(ほうごう)します。

傷は、やはりある程度の期間は痛みますね。その長さも痛みの度合いも人によってさまざまです。痛くてしばらくイスやベッドに座れない人は多いので、円座(ドーナツクッション)を使いましょう。病院にも用意してあります。

寝ているときも立っているときも、ずっと痛いという人もいます。痛くてしょうがいないときは、看護師さんや助産師さんに傷口を見てもらいましょう。また、あまりにも痛みがひどかったら、医師に鎮痛剤をもらうとよいでしょう。

退院時には痛みがおさまっている人、産後1か月くらいまで痛みが続く人など、人によって違いますが、だんだんとおさまってくるので、あまり心配しなくて大丈夫です。

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