発達心理学の専門家に聞いた「イヤイヤ期」の子育て

2021.07.22

ミキハウス編集部

ママ・パパのストレス解消も大切。相談できる場所を見つけましょう。

ママ・パパのストレス解消も大切。相談できる場所を見つけましょう。

I:叱り方にママ・パパのメンタルが影響するのはある程度仕方がないのかなと思いますが、理性的に対応できた方がいいですよね。

佐久間先生:特にワンオペ気味の親御さんはどうしても追い詰められてしまいがちです。子育て相談窓口などで悩みを聞いてもらうだけでも、気持ちが軽くなりますよ。お子さんに余裕を持って関わるためにも、そういう場所を覗いてみたらどうでしょう。

I:自治体などに子育て支援の相談窓口があるのは知っていましたが、特別な事情のあるお子さんだけが対象かと思っていました。イヤイヤ期の子どもを育てているママ・パパでも相談できる場所があるんですか?

佐久間先生:ありますよ。区報とか市報とかに子育て相談などについての情報が出ていますから、目を通していただきたいです。保育園などの子育て関連施設でも、そこに通っていない子どものことでも相談に乗ってくれることがあります。そういう場所でママ・パパ同士が悩みを話し合ったりするだけですごく楽になったという声もよく聞きます。

I:意外と子育て世代を応援する仕組みがあるんですね。

佐久間先生:短時間でも理由を問わずに預かってくれる施設もありますから、たまにはひとりでお買い物に行ったりとか、少し息抜きをしてもいいんです。イヤイヤ期のような難しい時期の子どもには、親御さんが気持ちに余裕を持って接するのも大切なことですよ。

I:そうですね。ママ・パパが笑顔で相手をしてくれたら、「イヤ!」も少しは治まってくるかもしれませんね。心の発達に大切な時期だということも忘れずに、小さなわが子の成長を見守っていきたいと思います。先生のお話を今後の子育ての参考にさせていただきます。本日はありがとうございました。

この記事をシェアする

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

あなたへのおすすめ

おすすめの記事を見る

記事を探す

カテゴリから探す

キーワードから探す

妊娠期/月齢・年齢から探す