子育てママ・パパが知っておきたい 
交通ルールと電動アシスト自転車の乗り方

2021.12.23

ミキハウス編集部

空気圧とブレーキは乗るたびに確認。月1回は定期点検を

空気圧とブレーキは乗るたびに確認。月1回は定期点検を

バッテリーやディスプレイなどの電子部品を搭載した電動アシスト自転車ですが、意外にも電気系統のトラブルより、タイヤの空気圧やブレーキが原因となる故障が多いそう。自転車を使う前に空気圧が減っていないか、ブレーキに不調はないか、確認しましょう。

子ども乗せ自転車を使う前にチェックすること

電動アシスト自転車は本体だけで約30㎏。仮に子ども二人とママ・パパが乗った場合、総重量は100㎏ぐらいになります。「重さでタイヤの空気は減りやすく、ブレーキの効きも悪くなりやすいので日常的なチェックが必要」と松尾さん。

「タイヤがパンクする原因で最も多いのは、空気の減ったタイヤが内側の金属部分に擦れて傷むことなんです。ですから、減ったかなと思う前に空気を入れていただきたいです。ブレーキもレバーをにぎると、タイヤの金属部分にゴムや樹脂の部品が押し付けられて制動する仕組みになっていますから、ゴムや樹脂がすり減るとブレーキの利きが悪くなって危険です」(松尾さん)

乗るたびに空気圧とブレーキの調子を確認するのはもちろん、自転車販売店での定期点検も行いたいもの。

「忙しい日常生活の中で時間を捻出するのは大変ですが、できれば月に1回は、お子さまとご自身の安全のための定期点検を受けてください」(松尾さん)

電動アシスト自転車はとても身近で、誰でも乗れる便利な乗り物です。だからこそ、しっかりルールやマナーを守り、そしてメンテナンスも忘れずに、自転車のある安全で楽しい生活を送りたいですね。

<参考資料>
松尾 薫(まつお・かおる) さんのプロフィール

ヤマハ発動機株式会社。コーポレートコミュニケーション部で電動アシスト自転車の広報を担当。
「電動アシスト自転車はこれからも使いやすさや高い安全性を目指して改良されていきます。子育てに役立ち、生活をより楽しく便利にする乗り物として愛用していただければうれしいです」

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