兄や姉が着た服を下の子が着る、いわゆる“おさがり”は、ママ・パパが子どもの頃は当たり前の習慣だったのではないでしょうか。
アンケート結果でも“おさがり”はまだまだ活躍していることが分かります。上のグラフの10の選択肢のうち1番多かったのは「下の子のために残している/残したい」で3,071人(64%)、次が「親せきにあげる」の1,312人(28%)、3位は「知人・同僚にあげる」の1,286人(27%)です。“おさがり”派のコメントからいくつかを紹介していきましょう。
《下の子、親せきなどに回す》
■下の子のために残している(残したい) 3,071人(64%)
「かわいいものばかり厳選して買っているし、この服を着ていた時はこんなことができたなどの思い出も詰まっています。下の子ができた時に着せたいです」(ママ/第1子=1歳)
「子供服は下の子や周りの子のために残したいと思っています。着られるものを廃棄するのはもったいないし、私自身も幼い頃、姉や従姉のおさがりを着ていて、同じ服を着たそれぞれの写真を見比べると当時の思い出がよみがえります」(プレママ/第1子を妊娠中)
「私と兄弟が着たミキハウスの服を母が残しておいてくれて、今、わが子に着せています。長く愛用できるのは素敵なことです。多少汚れはあるものの、糸のほつれや、生地の傷みは一切なく、丈夫さに驚かされています」(ママ/第1子=2歳)
「下の子のために残している」は全体の約64%。すでに下の子がいる方だけでなく、第1子妊娠中の方までもが「下の子のために…」と回答がされていることがわかります。
なお、「(親である)自分が着ていた服を子どもに着せている」というコメントはいくつも寄せられていました。大切に着ていた洋服は、大切な子どもにも着せたいという思いは、とても素敵なものですね。
■親せきにあげる 1,312人(28%)/知人・同僚にあげる 1,286人(27%)
「着崩れもほぼなく、親せきや友人にあげたほうが活用できます」(パパ/第1子=6歳)
「お祝いでいただいた高価な服はきれいに洗濯して保管。妹の子と回し合って活用をしています」(ママ/第1子=0歳)
「娘のお友達の妹が2つ下でサイズアウトのタイミングと合っているので譲っています」(ママ/第1子=5歳)
割合でいうと4人に1人――同じような年ごろの子どもがいる兄弟姉妹や会社の同僚など身近な存在とは、気軽に“おさがり”のやりとりができているようです。