最近ではフリマアプリやネットオークションを利用してサイズアウトした子供服を売るママ・パパは珍しくありません。子供服のリユース、リサイクルはSDGsにも寄与する社会的な活動のひとつともとらえる事ができますね。
《売る》
■メルカリやネットオークションで売る 1,163人(24%)
「プレゼントでもらった服は特にしっかりしているものが多く、売れます」(ママ/第1子=0歳)
「捨てるより、他の子どもに使って欲しいと思います」(ママ/第1子=2歳)
「全部を残しておくことはスペース的に無理なので きれいなうちにフリマなどに出して そのお金で子どものものをまた買います」(ママ/第1子=1歳)
リユース市場は2022年には3兆円(自動車、住宅を除く)を超える巨大マーケットになると言われているそう。小さくなった子供服も例外ではなく、必要としている誰かに譲るのは今では当たり前のことと言えそうですね。
■古着屋に売る 359人(8%)
「まだ着られるということもあり、古着屋さんは値段がつかなくても引き取ってくれるので選択しています」(ママ/第1子=1歳)
「どんな服でも売れるお店が近くにあり、発展途上国に支援もしているからそのお店に売りに行きます」(ママ/第1子=1歳)
「フリマアプリは面倒なので 一気に古着屋に持っていくと ブランドもの、綺麗なものは 売れるので、手っ取り早いです」(ママ/第1子=4歳、第2子=2歳)
個人に特定の服を売るフリマアプリに対して、まとめて買ってもらえる古着屋さん。それぞれの特徴を知って、使い分けているママ・パパもいるようですよ。
ネットにしろリアルにしろ「売る」で目立ったのは、「着せる機会が少なかったいただき物の高価な子供服を売る」、「2人目が生れたけれど、上の子と性別が違うので“おさがり”できないものはまとめて売る」のような回答です。
《寄付する》
■寄付する 351人(7%)
「まだ使える思い出の服を誰かに着てもらえるのはうれしいです」(ママ/第1子=10か月)
「発展途上国の子どもたちに寄付したりしています」(ママ/第1子=2歳、第2子=0歳)
「わが子が児童館でたくさんおさがりをもらっているので、サイズアウトしたら児童館に寄付しています」(ママ/第1子=1歳4か月)
「寄付する」では、身近な保育園や児童館に持って行くこと多いようですが、近所の児童養護施設を寄付先にあげた方もいました。
ネットで検索すれば、開発途上国や難民に子供服を届ける運動をしている団体や回収した子供服の売り上げを貧困に苦しむ家庭に寄付する活動などを見つけることができます。わが子の成長の証がもう一度社会で役立つと思えるのはうれしい事ですね。