【妊娠と食】妊娠中に控えておいた方がいい食材の話 

ミキハウス編集部

お肉は中心部までしっかり加熱を!

お肉は中心部までしっかり加熱を!

トキソプラズマは寄生虫で、加熱不十分な豚や羊などの肉を食べたり、(ネコの糞便に含まれていることもあるので)ペットのネコとの接触などを通じて人に感染します。

妊娠中に初めてトキソプラズマに感染すると、流産や死産を引き起こしたり、胎児が、水頭症などを起こす先天性トキソプラズマ症になることがあります。食肉からのトキソプラズマ感染は、食肉を中心部までしっかり加熱することで防ぐことができます。

外に出ることがある飼いネコからの感染や、ネコが糞をする砂場での感染などにも注意が必要です。海外では、井戸水、湧き水などから感染した事例もあります。動物を触ったあとや、外出後、調理・食事の前には手洗いをしっかりしましょう。

 

食中毒予防にはやっぱり「加熱」が効果的です。

食中毒予防にはやっぱり「加熱」が効果的です。

食中毒は発熱や腹痛、下痢、嘔吐などの症状を招きます。妊娠期間中には特に食中毒に注意をしましょう。

牛肉には腸管出血性大腸菌O157、豚肉にはE型肝炎ウイルス、鶏肉にはカンピロバクターなど、食中毒を引き起こす微生物などが含まれる場合があります。野生のシカやイノシシなどのジビエ肉にも、食中毒を起こす微生物などが含まれることもあります。

魚介類にも食中毒を引き起こす腸炎ビブリオやノロウイルスなどの微生物や、アニサキスなどの寄生虫が含まれる場合があります。

こうしてみれば食材には食中毒の原因となる微生物や寄生虫がたくさんいるわけですが、しっかり加熱すれば、微生物などによる食中毒は防止できます。

微生物などを不活化できる食材の中心温度

微生物などを不活化できる食材の中心温度

野菜や果物に付着している土にも食中毒を起こす微生物などが含まれる場合があります。そのため生で食べる野菜や果物はしっかりと水で洗いましょう! その際、殺菌されていない井戸水や湧き水ではなく、水道水など殺菌された水を使ってくださいね。

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