離乳食の基本をおさえておきたい! 〈発達別〉離乳食の進め方
〜赤ちゃんが生まれたらやるべきこと(16)〜(後編)

2024.01.11

ミキハウス編集部

もぐもぐ期の離乳食 「もぐもぐ」がかわいい時期です

もぐもぐ期の離乳食 「もぐもぐ」がかわいい時期です

〈赤ちゃんの食べ方〉
舌が前後左右に動かせるようになり、舌と上あごを使って食べ物をつぶしながらもぐもぐ食べるようになります。そろそろ前歯が生えてくる子もいます。

〈離乳食の柔らかさ〉
絹ごし豆腐をつぶしたぐらいの柔らかさです。

〈もぐもぐ期におすすめの食材〉
ごっくん期の食材に加えてこんなものも食べられるようになります。

〔糖類〕
コーンフレーク、オートミール
〔ビタミン・ミネラル〕
白菜、ブロッコリー、カリフラワー、トマト、コーン、レタス、きゅうり
〔たんぱく質〕
卵白(もぐもぐ期の後期から)、鮭、ササミ、納豆、粉チーズ、きなこ

〈調理法〉
おかゆは7倍がゆ(米1に対して水7)になります。野菜なら煮くずれる直前ぐらいの柔らかさです。肉、魚、卵は加熱してすりつぶします。

〈離乳食の回数〉
1日2回、授乳の前に与えます。離乳食の後には飲みたがるだけ授乳しましょう。

〈離乳食の1回の量〉
糖類は50~80g(大さじ3~5強、おかゆなら子ども用茶椀に半分~軽めに1杯くらい)、野菜・果物などのビタミン・ミネラルを20~30g(大さじ2くらい)、肉・魚などのたんぱく質を10~15g(大さじ1くらい、鶏ささみなら1/4本くらい、タイのお刺身なら2切れくらい)が目安です。

離乳食をある日突然嫌がるようになってママ、パパを困らせる子もいます。でも時期が来れば、みんなちゃんと食べられるようになるもの。赤ちゃんの食欲や発達の状況に合わせて量や与え方を調整しましょう。

 

かみかみ期の離乳食 お肉や青魚を食べられるように

かみかみ期の離乳食 お肉や青魚を食べられるように

〈赤ちゃんの食べ方〉
赤ちゃんは舌を自由に動かして食べ物を歯茎でつぶしたり、やわらかいものをかじったりできるようになります。

〈離乳食の柔らかさ〉
スプーンや指で楽につぶせるぐらいが基本です。

〈かみかみ期におすすめの食材〉
この時になると、豚肉や牛肉(赤身)、イワシやサンマなどの青魚、ホタテ貝、チーズなども食べられるようになります。肉はひき肉から始めるといいでしょう。

〈調理法〉
おかゆは5倍がゆ(米1に対して水5)です。野菜は小さなつぶつぶから少しずつつぶを大きくしていきます。調味料を使って味つけすると喜んで食べる赤ちゃんもいます。味つけは濃くなりすぎないように気をつけて。メニューによっては大人の食事を取り分けることもできます。

〈離乳食の回数〉
1日3回与えます。離乳食の後はおっぱい・ミルクを欲しがらなくなる赤ちゃんもいますが、離乳食だけでは栄養が足りません。まだ1日400mlは授乳したい時期なので、2回の授乳タイムを取りましょう。

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〈離乳食の1回の量〉
かみかみ期になると栄養の半分以上は食事からとるようになります。糖類90g(大さじ6、おかゆなら子ども用茶椀に軽めに1杯くらい)、野菜・果物などのビタミン・ミネラルは30~40g(大さじ2くらい、にんじんなら7ミリ厚さで輪切り3枚くらい)、肉・魚などのたんぱく質は15g(大さじ1、鶏ささみなら1/4本~1/3本くらい、タイのお刺身なら2切れくらい)が目安です。

離乳食が固形に近づくにつれて、水分補給も必要になってきます。母乳だけでは水分不足で、便秘ぎみになってしまうこともあるのでご注意を。

離乳食はできあがってから適温に冷ますまで、時間がかかってしまいます。パパやママと一緒に“いただきます”をするには、赤ちゃんの分を少し早めに作っておいて冷ましておくと、ちょうどよいでしょう。

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