「写真は未来への手紙」
プロに聞いた“思い出いっぱい”の撮影術

2014.10.28

ミキハウス編集部

難しいテクニックはいらないけど「明るさ」の調整はしよう!

肉眼で見えているのは、子どものとてもよい表情なのに、カメラで撮ろうとすると暗くて表情が見えないといったケースは、どうしたらいいのでしょうか?

「私は難しい技術についてはあまり扱わないのですが、ただ一つ言うとすれば、“明るさ補正”。自分の見たものと写真の出来がぜんぜん違うと感じるとき、いちばん多いのが明るさの問題です。とくに逆光のときや、背景の明るさと差がありすぎる場合に起こります。『明るさ』調節をするだけで、グンと写真がよくなります

カメラによって表示は違いますが、明るさは『露出』『EV補正』で調整します。より明るくするならプラスに、暗くするならマイナスにすればOKです。露出はコンパクトカメラでも調整できるものが多いです。

satuei_02

まだ赤ちゃんが歩けないころは、どうしても室内で写真を撮ることも多くなります。けれど、『室内が暗すぎてシャッターが下りない』『ブレてしまう』というときは、『ISO(イソ)感度』の数字を大きくして対応します。ISO感度とは、カメラが光を感じる度合いですが、薄暗いところを撮ろうとするときは、感度を上げて少しの光でも撮れるように調整するんです。これによって、画質がやや落ちてしまうのですが、すごくきれいな写真を撮りたいということではなく、その雰囲気を優先したいということであれば、感度を上げてもいいです。
オート機能は賢くて親切なのですが、ワンランク上の自分らしい写真を撮りたいと思ったら、まず露出とISO感度で明るさ対策をしてみてください」

次のページ 右に行って左に行って…自分が動いて「構図」を決める

この記事をシェアする

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

あなたへのおすすめ

おすすめの記事を見る

記事を探す

カテゴリから探す

キーワードから探す

妊娠期/月齢・年齢から探す