「写真は未来への手紙」
プロに聞いた“思い出いっぱい”の撮影術

2014.10.28

ミキハウス編集部

右に行って左に行って…自分が動いて「構図」を決める

少し写真を撮っていくと「よい構図がわからない」という悩みに突き当たるかもしれません。ステキな写真は四角い枠の中に、人も物もココだというところにきちんと収まっているように見えます。

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「本当に構図って写真を撮るうえで大きいですよね。大切なのは、『自分が動く』ということです。被写体を前にしたら、そこに近づいたり離れたり、右に行ったり左に行ったり、かがんだり背伸びしたりして、撮ってみてください。これって基本のことなんですが、とても重要なことです。

これはたぶん、育児にもつながるテクニック(笑)。自分の見え方が違うと、子どもも違って見えてくる。ひとつの場所から見えてもわからないものが、視点を変えると見えてくるってことありますよね? カメラにも育児にも共通することなんじゃないかと。上の写真は、ちょっとしゃがんで撮っているので、後ろの空が大きくなって、まわりのマンションが写真には入ってこなくなる。風景がまったく変わるんですね。

最近、“おしゃれ写真”が増えてきて、メインで写したいものを右端に置いて、左を余白にするということもよくありますが、私は真ん中に被写体があるのも強烈なインパクトがあっていいと思う。この子を撮りたいって思ったときに、その子が真ん中にいるというのはやはり力があると思います。

また、顔を撮るときも正面ばかりじゃなくて、横顔を撮ってみるのもおすすめです。正面だとカメラを意識してしまうけど、横顔だと自然に撮れるということもあります」

次のページ 「空を青く」撮るのは実はカンタン!

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