Q.陣痛室、分娩室のほかに、LDR室という部屋があることを知りましたが、それはどんなところなのでしょうか。
通常は、入院したら陣痛室に入っていただきます。分娩までは陣痛計と心音計をずっとつけておいて、モニターでいつでも見られるようにしておきます。大学病院などの大きな病院なら、陣痛室に3~4人の妊婦さんがいて、助産師さんが24時間つくことが多いですね。それほど大きくない病院なら、陣痛室は個室のこともありますが、陣痛計と心音計をつけるのは同じです。分娩のタイミングになったら、分娩室に移動します。
LDR室なら、これらすべてが一つの部屋でできるんです。LDRというのは、Labor(陣痛)、Delivery(分娩)、Recovery(回復)の こと。部屋を移動せずにすむだけでなく、家族もいっしょに泊まることができます。妊婦さんの心地よさを重視して作られています。