夜泣きの原因は正確にはわからないとされていますが、生活・睡眠リズムが未発達であること関連があるのではないかともいわれています。
人間は浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠を繰り返しながら眠っています。夢を見るのはレム睡眠の時です。赤ちゃんはこの切り替えがうまくいかず、レム睡眠の時に起きてしまい、夜泣きをするのではないかというわけです。
また脳が未発達なことも原因のひとつとの指摘も。成長する過程で記憶力などの知能が発達すると、昼間の経験や刺激がストレスとして脳に刻みこまれ、それがうまく処理しきれないまま怖い夢を見て泣くとも考えられています。
赤ちゃんの夜泣きはママ、パパの睡眠時間を削ってしまうだけでなく、気力も奪いがち。個人差も大きく、上の子と下の子でも、夜泣きの出方が全然違うこともよくあります。
夜泣きは病気ではなく、睡眠サイクルができあがる過程でよく起こるもの。泣くことで気持ちや欲求を伝え、成長していくのも赤ちゃんの特徴です。
それゆえに母親や先輩ママに相談しても「いつかは終わるよ」といわれることもしばしば。それはそうだと頭では理解できるのですが、実際に当事者となり、毎晩同じように激しく泣かれると本当につらいものですよね。
そうなると、ついつい赤ちゃんに苛立ったり、子育てから離れたくなることもあるでしょう。でも、こんな時にこそ協力し合って乗り越えていきたいものです。