節句は毎年巡ってくるけれど、初節句は、その子の人生で一度きりの通過儀礼です。「お人形を飾るなり、家族そろって食事を楽しむなり、何かひとつでもいいので、初節句を行ってあげてください。わが子の成長を祝う行事の思い出は、親子にとってかけがえのない宝物になりますから」と三浦さんは言います。
初節句は身内の祝い事ですから、祖父母など親しい親戚だけを招いてひな祭り当日か前日夜の「宵節句」に会食をします。こうした行事には、地域独自の祝い方があることも多いので、わからないことがあれば、祖父母など目上の人に尋ねてみるといいでしょう。ママやパパの育った地域の風習について知ることは、お互いへの理解を深めるよいきっかけにもなるかも知れませんよ。
お祝いの様子は、写真に撮って残しておくのもオススメです。赤ちゃんばかりでなく、参加するみんなの楽しそうな表情は、ママ・パパにとってもよい思い出になるでしょう。いつの日か、わが子が自分の初節句の写真を眺めて、ママ・パパの愛情を感じる時が来るかもしれません。「ミキハウス出産準備サイト」が以前掲載した「プロ直伝!子どもの笑顔を上手に撮影する“秘訣”とは」をごらんください。