イヤイヤ期がほとんどない子もいたり、本当に激しい癇癪を起こす子もいます。同じママとパパから生まれた子でも、上の子はイヤイヤがなかったのに、下の子は手もつけられないほど大変、なんてこともあったり。
イヤイヤ期の自発的な行動がいろいろな経験に繋がって、子どもは多くのことを学びます。していいこと、いけないことが場所や場面によっても変わることも覚え、その後の行動の規範にもなっていきます。ですので、どんなにイヤイヤがひどくても「今が成長している時期なんだ」と、おおらかな気持ちで子どもの言動を受け止めてあげてください。
また最近はSNSでスマートに子育てをしている方の発信を目にすることもあるでしょう。思わず「なんでこんなに楽しそうに育児ができるんだろう」と羨ましく思ったり、「どうしてウチはこんなに大変なんだろう…」と落ち込んでしまったりすることもあるかもしれません。
でも、その発信がその方の子育ての「すべて」ではありませんし、そもそもイヤイヤ期に関わらず、子育てなんて「思い通りにいかない」が当たり前です。この何ひとつ予定どおりにはいかないドタバタな経験を通じて、親も子どもも育っていくのです。どうか悩みすぎないでください。
イヤイヤ期はいつか終わります。今の悩みや苦労を笑って振り返れる日がきっとやってきます。このぐちゃぐちゃな経験が、親子にとって大切だということも忘れずに、どうか小さなわが子の成長を見守ってくださいね。