“一汁三菜”を基本とした「祝い膳」。お膳に数種類のおかずがのった懐石料理を想像してもらうとわかりやすいでしょう。
祝い膳のメニュー構成は、以下のとおりです。
これだけ用意するのは大変そうですが、煮物は電子レンジで作ることもできますし、香物は市販品で十分。最近では、献立の材料をセットにして、真空パックで送ってくれたり、すぐ食べられる状態の祝い膳の宅配サービスも充実しています。通販・宅配ともに食器付きサービスがあるので、食器を用意するのが面倒だなと思われる方には便利かもしれません。
お料理の並べ方にも、ルールがあります。基本は、手前左にご飯、手前右に汁物、左奥に煮物、右奥に香物、お魚が盛られた平皿はお膳の外に置きます。地域によって配置が異なる場合もあるので、あくまで参考程度に。
また、お食い初めを外食で行うケースも。祝い膳付きの「お食い初めコース」を用意している和食店や、洋風のお食い初めメニューを用意するホテルなどもあります。
外食でお食い初めをしたという東京在住の先輩ママ(30代)はこう語ります。
「上の子は夫の祖父母を九州から呼んで、比較的、習わしに則ってやりましたが、下の子の時は、ネットで調べた近所の和食屋さんでやりました。初めて行くお店でしたが、個室も用意してもらえて、しかも家族だけでにぎやかにやれたので、今でも思い出に残っています。」
お食い初めは、お料理を食べさせる(食べまねさせる)順番が決まっています。基本は<①ご飯>→<②汁物>→<③ご飯>→<④おかず>→<⑤ご飯>→<⑥汁物>というサイクルを繰り返します。<④おかず>の部分は<尾頭付きの魚>→<煮物>→<香物>→<歯固めの石>とローテーションしていくのが一般的。そして最後は<ご飯>→<汁物>で終えるようにします。
ただし、これも地域によって順番が異なる場合もあるので、参考程度になさってください。