からだがどんどん大きくなり、身体機能が発達してくる生後3~4か月ごろになったら、徐々に授乳時間や睡眠に一定のパターンが生まれてきます。
パターンができてきたら、朝起きたときに湿らせたガーゼで赤ちゃんの顔を拭いてあげるなど、朝の合図を。また、夜寝るときにはパジャマを用意してあげるのもおすすめです。お風呂上りにパジャマに着替えさせて「ねんねしようね!」などと声をかけます。朝や夜にちょっとした“儀式”を設けるなどして、ママ、パパが意識して赤ちゃんの生活リズムをつけていきましょう。
この時期、お昼寝は午前と午後、夕方に1回ずつが一般的です。お天気の良い日には、昼間は決まった時間に公園などに連れて行ったり、家の周りを散歩したりして、外の空気に触れさせるのもおすすめ。夜の寝つきがよくなり、長い時間寝るようになる子もいます。;
毎日決まった時間に入浴させるのも生活リズムをつくるのに役立ちます。夜は部屋を暗くして静かな場所で眠れるように。暗くなれば眠ることを赤ちゃんはからだで覚えていきます。
夜遅く帰るパパのために、赤ちゃんを起こしておく――そういうことをされている方もいるかもしれませんが、この時期は特にそのようなことは控えておいた方がいいでしょう。
【生後5~6か月】生活リズムが整いやすい時期
生後5~6か月の赤ちゃんは1日の睡眠時間は13~15時間ぐらいが目安。寝たり起きたりという細切れの睡眠ではなくなり、眠りが深くなってきます。昼寝もまとめて2~3時間ぐらいできるようになり、睡眠や授乳、散歩、入浴などの生活サイクルが定まってくる時期でもあります。
ママやパパが食事をしているのを見て、お口をモグモグさせるようになると、離乳食をスタートするタイミング。毎日だいたい同じ時間に与えるようにすると、生活リズムがいっそう整えやすくなります。
この時期も、大人の生活リズムを、赤ちゃんのペースにあわせることが望ましいです。もちろん家庭の事情、ママやパパの仕事の都合など、すべてを赤ちゃんのために合わせるのは無理だよ、という方もいらっしゃるかと思います。その場合は、ママとパパが協力し、また職場にも理解を得つつ、少なくともどちらかが赤ちゃんと一緒に規則正しい生活を送れるようにしましょう。