この時期、夜になっても子どもがなかなか寝てくれない、という悩みを持つママ・パパは少なくありません。おっぱいやミルクを飲みながら寝かしつけているけれど、寝たかと思ってちょっと離れたら、泣き始めるなんてことはよくあるエピソードです。
寝付きのあまりよくない子には、“入眠ソング”や“入眠グッズ”を使うことも1つの手段。ママが歌う子守歌、オルゴールやベッドメリーなどが奏でる気持ちが落ち着くような優しい曲など、音楽を活用するのが王道です。
その他、お気に入りのタオルやおもちゃを持たせてあげると、ぎゅっと握ったり、お口でチューチュー吸ったりしながら寝つく子もいます。また、ふわふわ素材のおくるみやブランケットで、ギュッとくるんであげることも、赤ちゃんを眠りの世界に誘うよい方法です。
赤ちゃんがスムーズに寝つく方法を毎日続けるようにすれば、「毎日これをするとねんねの時間」ということを赤ちゃんが覚えてくれ、自然と生活リズムがついていきます。さらに卒乳への準備にもなりそうですね。
リズムが整ったらママ、パパにもいいことあり!
赤ちゃんや子どもは、起きている間に受けたいろいろな刺激を眠っている間に大脳の中で整理して、知識や記憶として学習し、成長していきます。赤ちゃんのときに夜はしっかりと眠る習慣をつけることで、昼間は活発に活動し、夜は眠るというからだのリズムができ上がっていきます。
子どもの生活リズムが整えば、ママやパパにとってもメリットが多そうです。
「早寝早起きが苦手」という40代ママのコメントです。
「子どもの生活リズムをつけることに、正直最初は面倒だなと思っていました。けれど、早起きすると夜はすっと寝てくれ、子どもがグズグズいう時間が減りました。そして、私が自由にすごせる時間が増えて、本当にいいことばかりでした」
子どもの生活リズムが整えば、自由な時間が生まれやすいという意見は少なくないようです。30代のママもこう証言します。
「先輩ママに子どもが赤ちゃんのころは寝ている間に好きな本をたくさん読んだと聞き、私も新生児のころからリズムよく一日を送れるように気をつけました。個性もあると思いますが、子どもの寝つきに苦労することがなかったので、産休、育休の間に勉強して資格をとりました」
最後は30代パパの意見。仕事で帰りが遅くなるため、帰宅したらすでに子どもはベッドですやすや…。そのことにさびしさを覚えつつも、子どもの生活リズムを第一に考え、自分の仕事のやり方を変えることで、「いろいろなことが好転しました」と語ります。
「仕事から帰ってきて子どもがすでに寝ていると、とてもさびしい気分になりましたが、それなら仕事を早めに切り上げようと考え方を変えました。そして、週に何度かは子どもが起きている時間に帰るようにしました。妻の話をちゃんと聞く時間もできて、よかったです」
早寝早起きの生活リズムが整っている子どもは、朝起きたときからからだが活動する状態になっているので、1日を元気に始めることができます。また、大人になって生活リズムを崩すことがあっても自律神経が働いて、元のリズムを取りもどせるといわれています。
生活リズムをつけることは、赤ちゃんにとっても、ママ、パパにとってもよいことが多いようです。ぜひ、早寝早起きから生活リズムをつけることを始めて、赤ちゃんの健やかな成長を見守っていきましょう。