【座談会】一番の味方はやっぱりパパ!
復帰ママをサポートするためにパパができること!!

ミキハウス編集部

仕事に復帰したママとの子育てはパパがフォロー。 大変だけど、そこから学ぶことも大きい!

――お子さんが病気のときなど、緊急時はどのように対応していますか。

岡:頼れる両親や兄弟、親戚が東京にはいないので、子どもが熱を出すとかイレギュラーな事態が起きるのはすごく不安です。今までは、妻が同僚にシフトを代わってもらうなどして都合をつけることができました。でも、もし代わってくれる人がいなかったら、私が仕事を休まなくてはいけないこともあります。もうすぐ二人目の子どもが生まれるので、妻も今まで以上に大変になるし、私のサポートが必要になるのは明らかです。

入江:そう、熱が出たときとか、病気のときは大変ですね。保育園は預かってくれないので、病児保育に預けることになりますが、病児保育には診断書が必要。だから、夜でも病院に連れていかなくてはいけなくて、仕事で疲れているときは結構つらかったりします。

小杉:私はこれまで、なにごとも予定を立て、その計画通りにものごとを進めるスタイルで生活してきたのですが、子育てをはじめてそのペースが完全に崩壊しました(笑)。子どもがいると思いどおりにならないことが多く、仕事で集中してアイデアを練っているときに、子どものおむつを早急に替えなくてはいけなかったり、あやしたり。私も妻も常に家にいるので、緊急時の対応はスムーズですが、納期の厳しい仕事はおのずとできなくなってはいますね。

――最近、保育園の待機児童問題が大きな話題になりましたが、みなさんを取りまく今の子育て環境についてはどう感じていますか?

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岡:認可保育園は条件が厳しくて預けるのが難しいです。うちは半年ぐらいで認証保育園に入れてもらったのですが、そこも空き待ちが多くてよく入園できたと思いました。保活はママに任せっぱなしでしたが、0歳からだと預けやすいとか、1歳になると枠が埋まっていてなかなか入れないとか、いろいろ事前に研究しておかなければならないこともあるようでした。

入江:うちも保活は産休中に奥さんががんばってくれました。たまたま第一希望の自宅と最寄りの駅の間にある認可保育園に入れて、とても助かっています。早生まれだと申し込みが遅くなってしまうので家族計画もそれを考慮に入れないと、なんて話も聞きます。子育て世代には厳しい時代なんでしょうね。

先日テレビで日本一出生率が高い村のことを紹介していたのですが、そこはちゃんと行政が子育てにお金をかけているんです。社会全体から見ると、僕らの世代だけ何とかしてくれともいえない気がして、現実はできる範囲でがんばるしかないのかなと思いますね。

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小杉:妻が妊娠中、「出産を控え、子育てが大変だろうから」と仕事を断られたことがあります。以来、子育てで忙しいことは、あまり外では言わないほうがいいのかなという気持ちがあります。フリーランスの仕事と子育てを両立していくのは難しいです。私たちみたいな働き方が増えれば、保育園に預ける必要がなくなる人もいて、待機児童問題も少しは解消するのかなとも思いますが、自宅でずっと子どもの世話をするのも大変ですから。

入江:たしかに、保育園に預けた後は、気持ちを切り替えて仕事に集中できます。私の場合は、職場の上司や同僚もわりと理解があるし、妻の妊娠中から家の状況などを話せる雰囲気だったので「子どもが熱を出したので帰ります」と躊躇なく言えるのはありがたいと感じています。

岡:うちは二人目が生まれたら、また二人の子どもの保活をしなくてはいけないし、妻が働いたぶんをそっくり保育園に払うことになるので、妻の職場復帰を迷う気持ちはあります。でも、働くことで妻がイキイキしているのはいいなとも思うので、どうするかはそのときの状況次第ということになるんでしょうね。

――男性の育休取得についても話題にのぼることが多くなりました。ご自身でも取ってみたいと思いますか。

岡:会社の別の部署の人ですが、半年の育休を取る予定のパパがいると聞きました。収入が減ってしまうので、私には難しいと思いますが、そんな心配をしなくていいなら考えてみてもいいかな。

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入江:あまり年が離れないうちに二人目が欲しいです。ただ、子どもが一人だけなら今のやり方で何とか回るのですが、二人目ができたら誰か家にいたほうが楽かも知れません。私なのか、妻なのかはわからないですけれど。その都度かもしれないし。長く取れるなら私が育休を取ってみようかと考えたりもしています。「パパ!」とそばに来てくれるのは小さいときだけでしょうし、そんな時間を一緒にすごせるといいですね。

小杉:フリーランスで仕事をしているので、育休を取るという感覚はありませんが、今までどおりの仕事量を維持しながら子育ても、というのは無理じゃないかと感じています。子育ては今しかできませんから、ある程度仕事を減らしても今は仕事より子育て優先。そういう大変な思いをする時期もまたよし、ということで。

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