アレルギー疾患の予防にもつながる 新生児期から始めるスキンケア

2022.07.01

ミキハウス編集部

柔らかなタオルでからだを包み込むようにして拭く

柔らかなタオルでからだを包み込むようにして拭く

吉田先生:からだをきれいに洗ったら、柔らかいタオルでそっと水分を拭きとりましょう。からだが濡れたままだと、肌が乾燥しやすくなり、肌荒れを起こすこともあります。シワやくびれの部分は特に気をつけてくださいね。

この時、肌を傷つけないようなふんわりとした肌触りのタオルがいいでしょう。拭くと言ってもゴシゴシとこするのではなく、タオルを置いてそっと押すぐらいの感じです。

I:赤ちゃんの肌はデリケートなので、そこはより神経を使った方がよさそうですね。ちなみに肌着やおくるみなども柔らかい素材がいいですか?


吉田先生:そうですね。おくるみも肌着も、赤ちゃんにはできるだけ刺激の少ない、柔らかいものがいいと思います。硬いと摩擦が大きくなって、肌が荒れやすくなってしまいます。また赤ちゃんは汗をかきやすいので熱がこもりにくい通気性のよさも大切でしょうね。

I:やはり天然繊維がいいということになるのでしょうか。

吉田先生:そうですね。最近はいろいろな繊維が開発されていますから、化学繊維は絶対にダメというわけではありませんが、昔から赤ちゃんには天然繊維の綿がいいと言われています。

気をつけていただきたいのは、一口に綿と言っても厚みも手触りもいろいろです。冬は保温性の高い厚手のふんわりしたものがいいし、夏場にはメッシュなどのサラサラした通気性のいい素材が適しています。季節や場所に合わせて使い分けていただきたいです。

次のページ 保湿剤は肌にたっぷり「置く」、そしてそっと伸ばす

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