妊娠5か月の戌の日におなかに巻くものですね。昔はさらしで今はベルトのようなものが多いです。以前は外的な圧力から守るためといわれていましたが、さっきも言ったとおり、その点では本当はそれほど意味がありません。犬は多産なのにお産が軽いことにあやかってという慣習的な意味で残っているんですよね。
私の妻は外科医ですが、妊娠中にさらしの腹帯をまいていて、下からおなかをぐっと上げる感じがいいと言っていました。姿勢もよくなって、仕事のときに役立ったようです。
僕がフレッシュマンの頃は、主治医が妊婦さんの腹帯に「寿」という字を書いていたんですよ。安産祈願のお守りみたいな形で。今ではそんな依頼をされることもなくなりました。